電子材料業界の「なぜ?」を読み解く

Dk 3.5とは?誘電率の数字をどう読めばいい?

高速PCBでよく登場するDk。3.5などの数字だけを見て「低いほど良い」と判断しないために、誘電率の意味を整理します。

Dkは何の数字?

Dkは比誘電率で、電磁波が材料中をどのように伝わるかに関係する値です。高速伝送では伝送速度やインピーダンス設計にも関係します。

Dk 3.5なら、3.4より必ず優れている?

必ずしもそうではありません。測定方法、周波数、樹脂含有率、ガラスクロスの影響などで値は変わります。材料の数字を比較するときは、測定条件をそろえることが重要です。

なぜガラスクロスが出てくる?

CCLは樹脂だけではありません。ガラスクロスと樹脂の複合材料なので、局所的なガラス・樹脂の分布や織り方も高速信号に影響します。

DkとDfをセットで見る理由

DkだけでなくDfも重要です。Dkが伝送の「進み方」に関係する一方、Dfは誘電損失に関係します。高速PCBでは、低Dk・低Dfをどう両立するかが材料設計のポイントになります。

この記事のポイント
数字や材料名だけで判断せず、「なぜその仕様が必要なのか?」まで追うと、電子材料のニュースやスペック表が読みやすくなります。

次に読む

「DkとDfの違いとは?」「なぜガラスクロスの織り方が高速信号に影響するのか?」へ。

電子材料徒然草のトップへ戻る ›